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01:50 Ver.
《 Supplement 》
スローモーションにすることで映像のフレーム間隔は引き伸ばされ、その隙間をデジタルが補間し1つの映像として繋ぎ合わせていきます。時間を引き伸ばす度に予測処理された情報が煙と煙の隙間に足され、元々の煙の存在は薄れていきます。それらを逆再生することにより映像上の型に流し込みました。
映像内では補間と型への流し込みとで入れ子構造を見ることができます。しかしいくら隙間を埋めても、実在が現れることはありません。流し込まれる煙は映像が続く限り足りなくなればまた注がれることになります。補完されたかどうかは鑑賞者にゆだねられます。必要ならば補えば良いし、その逆も然りとなります。
2018 映像 01:23
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